人生晴朗なれども波高し (安定板使用)

あらふぉー腐オタの日々のあれこれそれ

女子高生と死の呪文

家にずっといるとついおやつに甘いお菓子をを食べ過ぎてるのが気になっていたので、最近おやつをナッツに変えました。

「おやつにはナッツやドライフルーツを食べてます(ハート)」とか、よく女子が
言ってるじゃないですか。
あれに乗っかろうと思いまして。
ドライフルーツはちょっと苦手なのでナッツでいっちょ女子力アップ目指そうかと。
これで数か月後にはプロフィールに「おやつはナッツを食べてます。美容にもいいかんじ(ハート)」だぜ…くふふ、ってなもんです。


我が家ではアーモンド・カシューナッツ・くるみ・マカダミアナッツが入ったミックスナッツを買っております。
しかしこれが自分以外の他の家族に大不評なのです。
「たまに食べようと思って開けたらアーモンドしかない!」と。
まるで自分が毎回アーモンド以外を先にガツガツ食べてしまっているかのように怒るのです。
そんなねぇ。
子供のような事を…女子力アップという名目でナッツを食べ始めた人がすると思いますか?
そんなこと、
するわけ……ない・・・じゃないです…蚊。


で、ついさっき何気に体重を図ってみたんですけども見事に体重が増えてました。
なぬーーー!?
ナッツは高カロリーだけど食べる量に気を付ければ太らないし美容にいいよっていったじゃないかー!
うおーナッツめぇ!と、思わず床をドスドス叩いた今日この頃、

皆さま如何お過ごしでしょうか、オラミミです。

 


いや、ナッツに罪無し。
多分「片手に握ったくらい」とか「片手に乗せれるくらい」が適量と聞いたわたくしが、
そうか。
片手に握れるだけだな!
と、何処の飴玉つかみ取り大会かっつー勢いで掴み取ってたのが敗因。
掴み取ったはいいがアーモンドをひょいひょい袋に戻して、戻したよりも多い他のナッツを食べたのが敗因。


適量を食べて…美容とダイエットに励もう…

とりあえず明日から。

 


でもなかなかぼんやりと痩せたいなーとか思ってても痩せれないもんですよね。
自分、今も太いんですけども大学生時代は更に10㎏以上太かったんです。
19歳の時に一念発起して夏休みの間に10㎏ぐらい落としたりしてねぇ。
いやー我ながら良く頑張ったなぁ。
何故その時に急にダイエットに励んだかといいますと、
ある日の通学時、わたくし電車通学だったんですけども、2人席に座って目を瞑り俯いていると、とある駅で2人の女子高生が乗ってきたのです。
そして自分が座ってる2人席の傍に陣取って会話を始めたのです。

 

A「こいつ邪魔じゃねぇ~(笑)」
B「ははは」
A「座れねぇじゃん。どけろってーのデブ」
B「聞こえるよ」
A「デブ寝てるから聞こえてないって(笑)」

 

ええ。
そうですね。
デブ聞こえてないです。
聞こえてるけど聞こえてないことにします。
聞こえてないことにしてるけどデブ本当は起きてるので聞こえてますチクショウ!!

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 


とりあえずデブデブ言って満足したのか彼女たちはその後他愛もない話をして降りていきました。
まぁデブデブ言ってたの片方だけだけども。

 

そう。

 

デブ…

 

このたった二文字は特定の人たちにとっては恐るべき破壊力を持つ言葉。
ザキに匹敵する死の呪文。

昔から太かったので悲しいかな耳馴染んでる言葉ではあったものの、
高校に上がってからは余り表立ってその言葉を投げかけるような輩がいなかったのであります。
その言葉に対する免疫力が無くなっていたのです。
そして油断していたのです。
故に即死しました。


そして、

生き返ったわたくしはこの屈辱を晴らすために夏休みを使ってダイエットに取り組みました。
毎日毎日ウォーキングウォーキング。
昼間に歩くと暑いし、何だか「まぁ…可哀そうに…必死なのね」と思われてるのが嫌という、ぎりガラスの10代なので夜に近所を歩きまくりました。
いくらポッチャリだからってね。
(オブラート使用)
夜は不審者に注意よ!!
気を付けなくっちゃ!!
と、思いながら歩きまくりました。
両手に2キロのダンベルを持ち、
足首に500gの重りをつけ、
背中に約4キロ分の水入りペットボトルを入れたリュックを背負い、
修行か?
かめはめ波でも出したいのか?
と家族に心配されながらも毎夜毎夜必死の形相で歩く姿は…
正直自分が不審者だった気がしないでもない。
だが、わたしは歩き続けました。
夏休みが終わり、電車の中であの女子高生と再会し、対戦モードになったらこう言ってやるんだ。
「わたしの本気はこれからなのだよ」
そう言ってバスンッバスンッと重しを取ってドスンッと背中のリュックを下ろし、
ぴよ~んぴよ~んと電車内で軽くジャンプをしてテリーボガード調で

「ヘイ、カモンカモン」
って挑発して勝ってやるんだぁああああああああああ!!

(なんか作品バラバラの挙句目的が微妙にずれてる様子)

 

 

で?
夏休み終了後見事にダイエットに成功したわたくしは意気揚々に電車に乗り込んだわけです。
さぁ来い!
女子高生ども!!

そして例の駅から乗ってくる何人かの女子高生を見て思ったよね。

 

あ、
目つむってたから顔覚えてねぇわ…

ってね。

(遠い目)

 


いやいや、話し方で分かる。

きっと。
わたしのデビルイヤーがおまえの声を絶対に聞き分けてやる!!


と、思ったけど分からなかったよね。
わたしのデビルイヤーポンコツ


もうどうでもいいわ。
めんどくせーーーってとりあえず女子高生死の呪文問題を空に投げたね。

 


こんな事を打っていて思うけれど、そんな死の呪文がお得意な当時女子高生だって
自分と1,2歳しか違わないからもうアラフォーの域だよなぁ。
(就職の話とかをしていたので多分高3)

バリバリのオフィースレディになってるかしら。
結婚して子供もたくさんいて幸せ家族の奥様かしら。

当時は憎々しく思ったけれど、貴方のおかげで体重を落とすことが出来たのだし、
何処の誰だかわからないけれど、今は遠くの地で貴方の幸せを祈る事にするよ。

 


ただし、

 


中年太りには気をつけてな。
中年太り怖いわー
この前、昔からスレンダー美人でこの人は中年太りっていう言葉とは無縁だなと
思っていた姉の友人がふくよか(オブラート使用)になってて驚いたわー。

 

いくら美人だろうと・・・

いくら昔痩せてたろうと・・・

そしていくら昔デブをデブと罵っていようと…

 

そのデブになる可能性がある…中年太り。

 

本当に気を付けてな、元女子高生。
おまえに死の呪文が降りかからぬ事を俺は祈っているよ。

 

 


おわり。