漫画やアニメでタンスの角に足をぶつけて「痛ぇ!」と足をもってぴょんぴょこ飛び跳ねたりする描写…よく見ますよねぇ。
あははははは、何やってんだ主人公、可愛いヤツ、なんてね。
うっわ痛そっ!ぷぷぷぷ、痛がってるのがハゲ萌える、なんてね。
あー愉快愉快
そんな愉快な気分でいつまでもいたかった腐女子、オラミミです。
こんにちは。
己が本当に足の小指を骨折したらもう決してそんなシーンでは笑えなくなるのです。
と、言いましても自分、小指をぶつけたのはもう約4ヶ月も前のことでして…
ようやっと最近以前と同じように歩けるようになった事が喜ばしいので小指日記でも打とうかなーと思った今日この頃であります。
足の小指にヒビが!とか骨折した!!って人は検索してみると非常に多くて
思わず「そうかそうか君たちもか!」と心の中で勝手に固い握手をしてしまいたくなった10月初旬のわたくし。
でも月日が経つにつれ思ったのです。
ヒビが入った人の日記等読んでるとだいたい3週間~1ヶ月で治った!って人が多いのです。
なのに自分…1ヵ月経っても…まだ全然痛い…
それどころか2ヶ月経ちましたけど??まだ痛いんですけどぉ??
思わず固い握手をした人々の残像が砂塵に消えゆくような感覚に襲われる…
待ってくれぇ!!俺を置いていかないでくれぇえええええ
そんな気分で迎えた3ヶ月目にようやく治った感。
はーひと安心。
普通に歩けるって…素晴らしい事だな…と幸せを噛み締めております。
ヒビを治す為の方法、それは「とにかく安静にすること」と皆口を揃えて仰います。
今、何故3ヶ月も治るのにかかったのかと思い返してみると…
微妙に安静にしてなかった事が思い浮かびます…。
というわけで、もし自分のように「足の小指」「骨折」とかで検索かけてうっかりここへ辿り着いた貴方様に言わせてください。
ヒビを治す為の方法…それは…
とにかく安静にすること、です(笑)
いや、本当にそう…。
以降、3~4ヶ月の小指観察日記と反省点などを。
ヒビ入り小指の経過れぽーと
10月6日
自宅のテレビ台の角に左足の小指を激突させる。
しばらく悶絶する。
が、直後は痛かったけども指に何の変化も無かったのでその後呑気に読書して過ごす。
10月6日 夜
風呂に入ろうとして靴下を脱いだら小指が青紫になりぷっくり腫れていた。
余りの青紫っぷりに人に見せたくなり姉に「小指がすげぇんだよぉ。痛ぇよぉ」と
見せたら「何故医者に行っとらんか!貴様ぁ!」と怒鳴られる。
「いや、だって…家具で足の小指ぶつけました…とかちょっと恥ずかしくなぁい?
え?家具?家具ってタンス?うぷぷぷぷッとか医者に言われない??」
と言ったら「んなわけあるか!」と更に怒鳴られシュンとする。
10月7日
近所の整形外科クリニックへ行く。
小指の色を見て先生に「こりゃ…相当痛かったでしょ。ぶつけた時」と同情される。
レントゲンの結果、ヒビは完全に入っている。
骨折かヒビかは…グレーゾーン…とのこと。
添え木は無しで湿布薬を貼り、とりあえず安静に過ごして週に2,3回リハビリに来てね、と言われる。
「添え木がなくて動くからって安静にしてないとダメだよ。悪化して、これならいっそ完全に骨折してて固定されてた方が良かった~!なんて事になったらアレだからね。ふはは」
なーんて先生に軽口を叩かれる。
10月10日
前日までは、正に日に日に良くなってきてる感じ!であった。
だが9日の夜、就寝中のわたくしの耳元で蚊が「ぷぅ~~~ん」という忌々しい音を奏でた時に事件は起こる。
その不愉快な音に無意識下で「ギャー蚊-っ!」と悶えたのである。
布団の中で大暴れしたのである。
そして、その際、左足の小指が布団に引っかかるような感じになった瞬間。
ペキッ
という嫌な音(がしたような気がした)と痛みで目が覚める。
だがその時は一瞬の痛みだったので眠気が勝ってしまい即座に爆睡モードに戻る寝汚い我。
そして、朝目覚めると昨日とはあからさまに違う痛みに襲われる。
い、痛くて…本当に歩けません…
く、靴も痛くて履けましぇん…
てか、初日より痛いんですけど!!
先生の「これなら完全に骨折して固定されてた方が…」のくだりが頭の中でリフレインされる。
10月11日
再度レントゲンをとる。
が、「うーん。症状的には変わってないんだけどねぇ」と言われる。
こんなに痛いのにですか、先生。
むしろ「あ、折れたね。これ。ポキっと」って言われた方がスッキリするよ先生。
以降、週に2回せっせとリハビリに通う。
・10分間患部をアイスノンのホット版みたいなので温める
・3分間患部にレーザー光を照射する
が、リハビリの内容である。
本当にこんなので治るんっすかねぇ~などと、けしからん事を思いながら通っていた人がいた。
(ここに)
11月初旬
本来ならほぼ治ってても良さそうだがまだまだ痛い。
靴によったら履くと猛烈に痛い。
歩けないことはないのだが、少し歩数が増えてくると痛みが増して小指がピキっとなる。
というわけで、まだまだせっせと週に2回リハビリに通う。
12月初旬
11月の初めよりはだいぶん痛みが無くなってきた…がまだスタスタとは歩けない。
小指を庇って歩いている感じ。そして歩数が増えるとやっぱり痛い。
そして2ヶ月経ってもまだ治らない事に段々焦りを感じ始める。
何とか通院を今年中に終えたいので(年またいで行くのが何か面倒な気分だった…)
ここになって漸く真剣に小指と向き合ってみる。
・安静にしろ、の安静度合が足りないのではないかと思い本気安静モード突入
・「治るんですかねぇ~」などという疑り深さを捨てる
・むしろ、リハビリに行くたびに「おお、今日もレーザー様が我が小指の回復にご助力くださっておる。ありがたや」と照射機を拝む
・そのレーザー照射機に「レーザーは骨に大切なコラーゲンの生成の促進をします」と書いてあったのでコラーゲンをいつもより多めに飲んでみる
そんな感じでひたすら週2回リハビリに通う。
12月下旬
まだ違和感はあるけれども大分良くなったので三度レントゲンをとってもらう。
先生から「うんうん。よくなったんじゃない?」と言われ通院終了。
1月中旬以降
2ヶ月前は履くと非常に痛かった靴も問題なく履け、
毎日ウォーキングしても全く痛みが無い状態になる。
小指の大切さを噛み締め毎日を送る。
何故治るのが遅かったのか、反省点を考えてみる
その①体力が落ちる恐怖に勝てず、ついついウォーキングをした
安静にしろって言ったろうが!!という先生の怒号が聞こえそうだ…。
何故か「た、体力が落ちちゃう」という焦りが沸々と沸き起こった結果
歩いちゃったんですよね…。毎日じゃないけど時々…。
運動好きでもないんだから「いぇーい、ウォーキングしばらくさぼっちゃろ!」で良かったんじゃないか、自分。何故急に真面目になるんだ、自分。
その②妙にクラッチの硬い車に乗った
母親の車にちょくちょく乗る機会があったわけですが、彼女の車のクラッチがそれはまぁ硬いったらない!
小指周辺で踏まないように…と気を付けてても咄嗟に踏んだ時にうっかり小指周辺で踏んで「ミギャーーーッ!」となる事数回…。
挙句に親指周辺で踏み続けたら親指まで痛くなったわい。どゆこと?これ。
その③疑り深さもほどほどに。
せっかくのレーザー治療もあんまり疑ってたらやっぱり効きが違ったりするのかも。
いや、しないのかも
いやいや、やっぱり違うかもしれない。
考えつくのはこの3つですかねぇ。
勿論蚊の件で症状が悪化したのもあるけども、上記3つをしてなかったらもうちょっと早く回復してたんじゃないかな…と思います。
12月初旬に怪我の治りの遅さに焦りを感じた後はウォーキングも全くしなかったし、母親の車も出来るだけ乗らないようにしました。
そしてレーザー照射機を崇拝(…)したら…割と回復した感…。
おわりに
というわけで…本当にこの数か月間は足の小指の大切さを知りました…。
たかが小指・・・されど小指。
そして最後にもう一度だけ言いましょう。
小指にヒビ入ったら……
なるべく…安静にしてください。(笑)
以上です。
ついでに、喜び勇んでウォーキングをし過ぎてたら今度は足の甲が何故か痛いです。
何故だ…
徐々にしろってことなのか…